2−6.VNCサーバ構築
VNCサーバと言っても遠隔地からGUIの画面を表示させて操作するためのサーバ側設定の備忘録です。
一般的にサーバでGUI操作をするようなことはあまりないと思いますが、あるととても便利な機能でもあります。また、リモートからGUI操作ができるためサーバの前で操作をする必要がないというのも環境によっては便利でしょう。(マシンルームにサーバが置かれている環境では寒い思いをせずにGUI操作が可能になる)
設定はいたって簡単です。
今回はfedora 7を例にvncserverを構築します。
1.vncserver導入
今回は4.1.2-18.fc7が導入されました。
2.vncserverのパスワードを設定する
vncサーバへ接続するときに使用するユーザの接続用パスワードを設定します。
次の例はユーザ名「vncuser」に対してvncサーバ接続用パスワードを定義する方法です。
なお、vncuserは事前にLinuxユーザとして登録しておく必要があります。
「vncserver」ユーザにvncサーバ用パスワードを定義する
# su - vncuser
$ vncpasswd
password: ←入力したパスワードは表示されません
verify: ←確認のためもう一度入力します
$ |
パスワードを設定すると~/.vncディレクトリ以下にpasswdというファイルが出来ます
3.vncserverの設定
vncserverの設定ファイルを編集しリモートからログインできるようにします。
解像度800x600でvncサーバに接続する例(/etc/sysconfig/vncservers
VNCSERVERS="1:vncuser"
VNCSERVERARGS[1]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -httpd -localhost" |
vncserversファイルにオプションの使い方が記述されているので、オプションを変更する場合は参考にするとよいでしょう。
4.xstartupをxinitrcにリンクする
3まで設定が終了すれば基本的な設定は終了です。ただし、このままだと最低限のX Windowしか起動しないためとても貧弱な画面になります。
そこで、GNOMEやKDEなどのウィンドウズマネージャーが起動するように設定を変更します。
これはユーザ毎に設定変更が可能なので、起動するユーザ毎にウィンドウズマネージャーを変更することも可能です。
今回はvncuserの設定を変更します。(~/.vnc/ディレクトリ)
# su - vncuser
$ cd .vnc
$ mv xstartup xstartup.org
$ ln -s /etc/X11/xinit/xinitrc xstartup |
5.vncserverを起動
| # service vncserver start |
おまけ
ひとつのユーザで複数のVNCセッションを開きたいこともあるでしょう。もしくは複数ユーザで別々のセッションを開きたいなど。。。
サンプルの設定方法を紹介しておきますので、試してみるだワン
VNCSERVERS="1:root 2:toot 3:vncuser 4:vncuser 5:root
VNCSERVERARGS[1]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -httpd -localhost"
・・・セッション1(rootユーザ用設定)
VNCSERVERARGS[2]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -httpd -localhost"
・・・セッション2(rootユーザ用設定)
VNCSERVERARGS[3]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -httpd -localhost"
・・・セッション3(vncuserユーザ用設定)
VNCSERVERARGS[4]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -httpd -localhost"
・・・セッション4(vncuserユーザ用設定)
VNCSERVERARGS[5]="-geometry 800x600 -nolisten tcp -httpd -localhost"
・・・セッション5(rootユーザ用設定) |
あとはvncクライアントから接続してみるだワン!
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