Linuxコマンドリファレンス
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コマンド名称 dig 最終更新日 2008-08-31
コマンド機能 ドメイン名問い合わせパケットをネームサーバに送る
機能概要 DNS (Domain Name System) サーバから情報を集めるために使われる柔軟なコマンドラインツールです
コマンドの由来 domain information groper
RPMパッケージ名 bind-utils 対象バージョン 9.5.0
コマンド書式 dig [@server] domain [<query-type>] [<query-class>] [+<query-option>] [-<dig-option>] [%comment]
オプション server
ドメイン名かドット表記のインターネットアドレスのどちらかです。もし、このオプションフィールドが省略された場合、 digは、そのマシンのデフォルトのネームサーバを利用しようとします

注: ドメイン名が指定された時は、ドメイン名システムリゾルバ (つまり、BIND) を使うことで解決しようとします。システムが DNSを提供していない時は、ドット形式のアドレスを指定する必要があります。利用できるサーバがどこかにある場合は、必要なことは/etc/resolv.conf が存在し、 server 自身が解決できるように、そのデフォルトネームサーバがどこにあるかが記述されていることだけです。 /etc/resolv.conf についての情報は resolver(5) を参照してください。 警告: /etc/resolv.conf を変更すると、標準のリゾルバライブラリと (潜在的に) それを使ういくつかのプログラムに影響を与えます。オプションとして、ユーザは環境変数 LOCALRESを設定し、 /etc/resolv.conf の代わりに使うファイルの名前を指定できます。 (LOCALRES 変数は dig リゾルバ固有のもので、標準のリゾルバでは 参照されません) 。 LOCALRES 変数が設定されていないか、設定されたファイルが読み込めない場合は、/etc/resolv.conf が使われます

domain
あなたが情報を要求しているドメイン名です。逆アドレスの問い合わせのための便利な方法は、 -x オプションを参照してください(この節の その他のオプションの項で述べられています)

query-type
あなたが要求している情報のタイプ(DNS 問い合わせタイプ)です。省略された場合のデフォルトは、 a (T_A = アドレス) が使われます。以下のタイプが認識されます

a   T_A   ネットワークアドレス
any  T_ANY  指定されたドメインのすべて/任意の情報
mx  T_MX  ドメインのメール交換情報 (MX)
ns  T_NS  ネームサーバ
soa  T_SOA  ゾーンの権威者を表すレコード
hinfo T_HINFO ホスト情報
axfr T_AXFR ゾーン転送情報(権威を持ったサーバに尋ねなければなりません)
txt  T_TXT  任意の数の文字列

(完全なリストは、RFC 1035 を参照してください。)

query-class
問い合わせで要求されるネットワーククラスです。省略された場合のデフォルトは、``in'' (C_IN = Internet) です。以下のクラスが認識されます

in C_IN インターネットクラスドメイン
any C_ANY すべて/任意のクラスの情報

(完全なリストは、RFC 1035 を参照してください。)

注: any は、 クラスや問い合わせの タイプを指定するために使われます。 dig は、最初に現れた any を query-type =T_ANY として解析します。 query-class = C_ANY にするためには、any を 2 度指定するか、 -c オプション(以下参照)を利用して問い合わせクラスを指定しなければなりません

その他のオプション
%ignored-comment
% は、単に解析されない引数を含むために使われます。これは、dig をバッチモードで実行する時に有効です。問い合わせリスト中のすべての @server-domain-name を解決する代わりに、そのオーバヘッドを避けつつコマンドライン上にドメイン名を書くことが出来ます。以下の例を参照

dig @128.9.0.32 %venera.isi.edu mx isi.edu

-<dig option>
- は、 dig の操作に影響を与えるオプションを指定するために使われます。以下のオプションが現在利用可能です ( 便利であるかどうかは保証しません )

-x dot-notation-address
逆アドレス変換を指定する便利な形式です。dig 32.0.9.128.in-addr.arpa の代わりに、dig -x 128.9.0.32 と指定できます

-f file
dig のバッチモードのためのファイルです。ファイルは、つづいて実行される問い合わせの指定 ( dig のコマンドライン) のリストを含んでいます。 ;, #,\n で始まる行は無視されます。その他のオプションは、コマンドラインで現れるものは、個々のバッチによる問い合わせでも影響があります

-T time
バッチモードで実行した時、連続した問い合わせの始まる時間間隔を秒で与えます。2 つ以上のバッチ dig コマンドの実行を大体同期することができるようになります。デフォルトは 0 です

-p port
ポート番号です。標準でないポート番号で待つネームサーバに問い合わせます。デフォルトは 53 です

-p[ping-string]
問い合わせからかえってきた後で、ping コマンドを応答時間の比較のために実行します。これは、美しくないのですが、シェルを呼び出します。統計の最後の 3 行がコマンドのために表示されます

ping -s -server_name -56 -3

オプションの ping-string が存在した時は、シェルコマンドでは ping -s を置き換えます

-t query-type
問い合わせのタイプを指定します。タイプフィールド内の整数値か、上で述べたニーモニック表現 (つまりmx = T_MX ) かで指定することができます

-c query-class
問い合わせのクラスを指定します。クラスフィールド内の整数値か、上で述べたニーモニック表現 (つまりin = C_IN) で指定することができます

-k keydir:keyname
ディレクトリ keydir 中の TSIG キー名 keyname で、問い合わせます

-envsav
このフラグを指定すると、すべての引数が解析された後で dig 環境 (デフォルトや表示オプション等) をデフォルト環境としてファイルに保存します。標準のデフォルトが気に入らず、 dig を使う度にたくさんのオプションを指定することが嫌な場合は便利です。環境は、 dig 出力 (以下参照) で詳しく述べられるフラグと同じように、リゾルバの状態変数フラグや、タイムアウト、再試行回数からなります。シェル環境変数 LOCALDEF がファイルの名前に設定されている場合、これが、デフォルトの dig 環境が保存される場所となります。そうでない場合は、ファイル DiG.env が現在の作業ディレクトリに作成されます

注: LOCALDEF は、dig のリゾルバ固有であり、標準のリゾルバライブラリの操作には影響を与えません

dig が実行される度に、./DiG.env またはシェル環境変数 LOCALDEF で指定されたファイルが探されます。そのようなファイルが存在し読める場合は、引数を解析する前にこのファイルから環境が読み込まれます

-envset
このフラグは、バッチ問い合わせを実行する時にだけ影響があります。 dig バッチファイル中で-envset が指定されていると、この引数が解析された後の dig 環境は、バッチファイルが実行されている間もしくは、次の -envset が指定されるまでの間は、デフォルトの環境となります

-[no] stick
このフラグは、バッチ問い合わせ実行にだけ影響を与えます。これは、 dig 環境を dig バッチファイル中での各問い合わせ (行) の前に (初期状態もしくは、-envset で設定された) 元の状態に戻すことを指定します。デフォルトの -nostick は、 dig 環境を回復しないという意味ですので、 dig バッチファイルの各行で指定されたオプションは、後の行でもその効果が残ったままになります (つまり sticky 時のデフォルトのようには回復されません)

+<query option>
+ はパケット問い合わせ中のオプション変更や dig 出力仕様を変更するために使われます。これらの多くは、 nslookup(8) で受け入れられるパラメータと同じものです。オプションが値を必要とする場合、その指定形式は以下のようになります

+ keyword [=value]

ほとんどのキーワードは、省略が可能です。+ オプションの解釈は非常に単純です。値はキーワードとスペースで区切ってはなりません
引数  
使用例  

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