Linuxコマンドリファレンス
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コマンド名称 arp 最終更新日 2008-03-20
コマンド機能 システムの ARP キャッシュを操作する
機能概要 カーネルの ARP キャッシュをさまざまな方法で操作する。アドレス・マッピングのエントリーをクリアしたり、手作業でエントリーを設定したりするのが、主要なオプションである。デバッグにarp を利用して、ARP キャッシュを完全にダンプすることも可能である
コマンドの由来 address resolution protocol
RPMパッケージ名 net-tools 対象バージョン  
コマンド書式 arp [-vn] [-H type] [-i if] -a [hostname]

arp [-v] [-i if] -d hostname [pub]

arp [-v] [-H type] [-i if] -s hostname hw_addr [temp]

arp [-v] [-H type] [-i if] -s hostname hw_addr [netmask nm] pub

arp [-v] [-H type] [-i if] -Ds hostname ifa [netmask nm] pub

arp [-vnD] [-H type] [-i if] -f [filename]
オプション -v, --verbose
何が起こっているかを詳しくユーザーに知らせる

-n, --numeric
このオプションを指定すると、ホスト名、ポート名、ユーザー名を解決せずに番号のまま表示する

-H type, --hw-type type
ARP キャッシュを設定したり読み出したりするとき、エントリーのどのクラスを対象にして欲しいかを arp に指定する。このパラメータ は、デフォルトでは ether (つまり、IEEE 802.3 10Mbps Ethernet に対応するハードウェア・コード 0x01) に設定されている。ほかに、たと えば ARCnet (arcnet), PROnet (pronet), AX.25 (ax25), NET/ROM(netrom) などのネットワーク技術が指定できる

-a [hostname], --display [hostname]
指定したホストのエントリーを表示する。もし hostname が指定されていない場合は すべてのエントリーが表示される

-d hostname, --delete hostname
指定されたホストのエントリーすべてを削除する。例えば、これは指定されたホストがダウンしたときなどに使うことができる

-D, --use-device
インターフェース ifa のハードウェアアドレスを使う

-i If, --device If
インターフェースを選択する。 ARP キャッシュをダンプする際、指定されたインターフェースに合致するエントリーのみが出力される
permanent ARP エントリー、または temp ARP エントリーを設定する場合には、このインターフェースはそのエントリーと関連付けられる。このオプションを使わないと、カーネルは経路テーブルからデバイスを推量する。pub エントリーの場合は、ここに指定するインターフェースは ARP 要求に答えてくれるインターフェースである
注: これは IP データグラムの経路制御を行なうインターフェースとは、異なっていなければならない

-s hostname hw_addr, --set hostname hw_addr
ARP アドレスのマッピング・エントリーを手作業で設定する。ホスト hostname に対するハードウェア・アドレスは hw_addr に設定される。
ハードウェア・アドレスの書式は、ハードウェア・クラスによって異なるが、ほとんどのクラスでは普通の書き方が使える。例えば、ethernet の クラスでは 16 進数 6 バイトであり、コロンで分割されている。代理 ARP のエントリーを追加するとき (つまり、 pub フラグを指定したとき) は、 netmask を指定すると、サブネット全体の代理 ARP が設定される。これはよい風習ではないが、有効な時もあったので古いカーネルではサポートしていた。 temp フラグを指定しなければ、設定したエントリーは永続的となり、 ARP キャッシュにそのまま残される。
注: カーネル 2.2.0 から、サブネット全体に ARP エントリーをセットすることは出来なくなっている。その代わり、Linux では、経路が存在しフォワードされていれば、自動的に代理 arp される。詳細は arp(7)を参照すること

-f filename, --file filename
オプションと似ているが、このオプションの場合、アドレスの情報がファイル filename から与えられる。これは、多数のホストに対してARP エントリーを設定しなければならない場合に使われる。データファイルの名前には /etc/ethers がよく使われるが、これは公式のものではない。 filename が指定されない場合、 /etc/ethers がデフォルトとして使われる
引数  
使用例  

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